1号の誕生から丸2日たった朝、2号は生まれた。
朝の日課の霧吹きのために飼育部屋に向かい、ヤモリのケージに順に霧吹きをしていく。
両親のケージのとびらを開けて霧吹きをすると、壁に張り付いていたなにかが風圧で落ちた。それはきごちなくも機敏に土の上をひょこひょこと跳ねながら物陰に消えていく。
2号である。
同クラッチのふたつの卵は無事に孵化したようだ。
物陰に隠れてしまったのでレイアウトをどけて2号を回収する。
父親のれたすが不満気にこちらを見ているような気がするが、彼らに子育てという概念はないので杞憂だろう。おそらくは発情中のためテリトリーに入られて気が立っているのだ。
その証左に母親のぼんずは我関せずといった調子だった。
2号を別のケージに移してやると、ファーストシェッドの途中だったのか、脱皮を再開した。小さな口で尾の脱皮殻を一生懸命に引っ張っている。
邪魔しては悪いので観察はそこまでにした。がんばれ、2号。
ところで、1号と2号のモルフはずいぶんと違っているらしい。モルフというのは柄のことだ。
母親のモルフはファイアで体色は黄色がかっいてる。父親は焦茶の体色のピンストライプである。
1号はほとんど母親と同じモルフのようだが、2号は体色は父親似でモルフは母親似といった感じである。共通して口元の白いラインは母親譲りである。
残念ながらモルフの掛け合わせには詳しくないので、彼らの正確なモルフはわからない。大きくなったら調べてみてもいいかもしれない。
手前が母親のぽんず

父親のれたす
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